2014年8月29日金曜日

秋季オープン戦 2戦目

8/21  ◇富岡市民球場 対群馬パース大学

パース 120 041 240┃14
I C U 100 102 301┃8  

<試合総括>

群馬県の富岡市民球場で行われた秋季オープン戦2戦目。ICUはチーム二桁安打を放つも要所で打線が繋がらず、パース大学に競り負けた。打っては2年の柚原と1年の松井が猛打賞を記録し、投げては4年の熊谷が最終回1イニングを無失点に抑える好投をみせた。


夏は実りの季節。例年若手の選手がその存在感を現し始める時期だが、今年も期待の新人がポジション奪取に向けて名乗りをあげている。

「試行錯誤の打撃練習がはまった感じ。ちゃんと球を捉えられている。」
そう話すのは今年入部した1年生外野手の松井聖(まつい・しょう)だ。入部当初から打撃力を買われ、1年生ながらも春シーズンに出場する機会が与えられていた。

この日の試合でも5打数.3安打3打点と大当たり。放った3本のヒットのうち2本が長打であった。

「自分はパワーで、というよりも脚で次の塁を陥れるタイプですね。」松井はこう自身を分析する。
「足技が決まればチームの雰囲気も良くなるし、相手の守備も腐るし。暴走さえしなければ一石二鳥です。」この日の第三打席も、相手の本塁返球の隙に三塁を陥れる好走塁をみせた。

場面に応じて、いつでも次塁を狙っているという松井は秋季リーグ戦での活躍を誓う。
「守備をもっと磨かないとだめですね。エラーするとチームの雰囲気も悪くなりますし。」

常にチームの事を考えたプレーを心掛ける若武者の成長に期待がかかる。







2014年8月14日木曜日

秋季オープン戦 初戦  

8/12  ◇東京農工大学グラウンド 対東京農工大学

I C U 301 010 000┃5
農 工  000 300 30X┃6


<試合総括>

秋季リーグに向けたオープン戦(練習試合)第一戦、ICUは僅差で勝利を逃した。初回に熊谷の適時二塁打などで3点を先制するも、終盤の7回に逆転をゆるしてしまった。



初めてのマウンドは、アドレナリンの味がした。
この試合がデビュー戦となった1年生投手の大橋は、自分の初マウンドをこう振り返る。
「気持ちの高ぶりを感じました。緊張、ではなくエネルギーが滾ってくる、みたいな」

1点ビハインドの8回から登板。四球とパスボールで二死二塁のピンチを招くも、無失点で切り抜けた。
「(農工大は)受験に落ちた大学なんで、野球でも負けるわけにはいかなかった。ここで失点できない、というか絶対に抑えてやる、って思いながら腕を振りました。」


投手層の薄いICUにとって、大橋は必要不可欠な存在だ。制球に磨きがかかれば、実践で大きな戦力になることは間違いない。
「これからも、もっと活躍したい。大橋が投げれば大丈夫、ってチームが思うような投手になろうと思います。」

貪欲に出場機会を求める若武者の目には、マウンドで躍動する自分の姿がはっきりと写っている。