2013年10月29日火曜日

ICU猛攻 久々の二桁得点で圧勝!

10/27  ◇国際基督教大学グラウンド 対文京学院大学


文 京    010 012 0┃4
I C U  001 409 X┃14  (規定により7回コールド)


<試合総括>

ICU-文京学院大の2回戦は、9月23日以来ほぼ一ヶ月ぶりの二桁得点をあげたICUが圧勝した。

内野安打、二塁打、三塁打、スクイズ...
変幻自在の攻撃パターンで圧倒した。大幅に打線を組み替えて臨んだこの試合。起点となる選手の配置が功を奏したのか、誰から攻撃が始まっても打線が途切れる事がなかった。三者凡退したのは初回のみ。チーム全員で勝利をもぎ取った。

特に柚原は3安打猛打賞、谷口はこの試合の出塁率10割に3盗塁とチームの勝利に大きく貢献。このところバットが湿りぎみだったキャプテン・石黒も、6回にレフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、復調の兆しを見せた。

この日ICUが打った12本のヒットのうち、一年生と二年生が打ったものが8本。来シーズンに向けて着実に成長している若手選手の活躍が勝利を呼び込んだ。

2013年秋シーズンは残すところあと1試合。今季で引退する4年生のためにも、最終戦は笑顔で締めくくりたい。



2013年10月21日月曜日

疾走!蒼き"忍者"

10/19  ◇東京海洋大学グラウンド 対帝京科学大学


I C U    201 101 0 ┃ 5
帝 科     420 006 x ┃18 (規定により7回コールド)


<試合総括>


ICU-帝京科学大学の2回戦は、打線が大爆発を起こした帝京科学大学が13点差をつけ圧勝した。
柚原は3安打猛打賞の活躍。


2季連続のタイトル獲得に向けて、颯爽とダイヤモンドを駆け回った。

相手チームの選手に「忍者」として恐れられる柚原。この日も5つの盗塁を決め、今シーズン累計盗塁数を16とした。目標としている「シーズン20盗塁」まであと4つ。試合後に、後2試合しか残っていないがと聞くと、ニヤリと笑って一言。

「2試合?やるしかないでしょ」。

彼の目には既に栄冠を掴んだ自分の姿が見えているのだろう。

また、この日3本のヒットを打ったことで累計安打数も16となったことを伝えると

「いやー、(ヒット)20本打ちたいですね。」と "1シーズン20安打20盗塁" という目標を掲げていたのだと明かしてくれた。


春秋連続盗塁王への挑戦は、今週末の2連戦での結果が大きくものを言う。

「シングル打たないとなー。じゃないと盗塁しづらいし」と冗談を飛ばしていた柚原だが、彼ならたとえツーベースを打っても、今まで通り、難なく三塁を陥落させるだろう。


ICUのユニホームを身に纏った "蒼き忍者"の今シーズン最後の疾走から目が離せない。


2013年10月18日金曜日

一回戦の雪辱へ VS 東京工科大

10/13 ◇国際基督教大学グラウンド 対東京工科大学


工 科    030 014 003┃11
I C U  000 001 702┃10


<試合総括>

ICU-工科大の二回戦。ICUは一回戦で大量得点差を埋められ引き分けに持ち込まれた相手への雪辱を誓ったが、あと一歩手が届かず1点差の惜敗となった。


いつも通りの「コールド負け」ペースだった。6回までに8失点。案の定打線も繋がらず、工科大先発の高橋の前に散発3安打1得点と苦しい状況に立たされていた。

しかし、この日はその流れに飲み込まれなかった。勝負は7回の裏。代打出場の松村がライトへの安打で出塁すると、続く三善がセーフティバントを決め無死一・二塁とチャンスを拡大。その後もエラーと四球などで押し出しの1点をもぎとり、なおも場面は無死満塁。
ここから谷口、正木、柚原、野上の4人が立て続けに適時長短打を放ち、怒涛の勢いでもう6点を追加し、この回7得点のビッグイニングを作った。

続く8回はICU、工科大ともに無得点に終わり、同点のまま9回へ突入。

3点リードを許した9回裏、先頭打者の正木はライトオーバーの安打を放ち、返球の隙をつきランニング・ホームランを試みるもギリギリのタイミングで捕殺され一死ランナー無しとICUは苦境に立たされる。
しかし、ICUは最後まで粘りを見せる。

続く柚原はライトへの安打で出塁すると2盗・3盗を決めチャンスを拡大したかと思えば、相手投手の暴投の間に生還。2点差まで追いつくと、続く野上、小林も四球で出塁し一死一二塁とチャンスを維持。7回に代打した松村の代わりに守備に着いた6番・熊谷のサードゴロで二死一三塁と走者を進めると、7回のビッグイニングに貢献した三善がタイムリーを放ち1点差まで追いつくが、次が繋がらず、ここで試合終了となった。

勝利して一回戦の雪辱を果たすまでにはいかなかったが、「負け試合」の雰囲気を覆し、最後まで粘る泥試合ができたという事実は、ICUの今後の推進力になるのではなかろうか。



<コラム>

日頃から、スポリチを読んでくださっている皆様、

この度は更新が1週間近く遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

これからは、通常通り試合日かその翌日には更新できると思います。

これからも、スポリチを宜しくお願いします。


三宅利智










2013年10月8日火曜日

失速のICU

10/6 ◇国際基督教大学グラウンド 対東京海洋大学


I C U    101 000 000 ┃2
海 洋     000 011 12X┃5 


<試合総括>

ICU-海洋大の2回戦は、ICUが先手を取るものの終盤に海洋大の追撃に会い逆転を許してしまった。ICUは8回に一死満塁の再逆転の好機を作るが打線が決め手を欠き、得点することができなかった。

先発した藤原は6回8奪三振と好投を見せた。


<コラム>

「歯痒い」と表現するのが一番だろう。

初回、3回、4回、5回、8回、そして9回。いずれの回にも走者を得点圏に進めていた。しかし得点できたのは初回と3回に1点ずつだけ。

リードを広げる準備、再逆転のお膳立てはできているのにあと一本が出ない。

他にも悪走塁、失策、サインミスなど反省材料の多い試合だった。ICUが以前から悩まされてきた「自滅」。この日もまた、繰り返してしまった。

この試合の結果によりICUの自力優勝は消滅してしまったが、キャプテンの石黒は最後まで順位にこだわることを次のチーム目標として掲げた。

今シーズン残されたのは4試合。チームは、選手は、何を考え何を反省し戦うのか。一つでも順位を上げるために自分は何をしなければならないのか。

今一度立ち止まって再考しても良いかもしれない。