ICU 005 200 0 | 7
海洋 000 000 0 | 0 (規定により7回コールド)
<試合総括>
秋季リーグ折り返しのICU対海洋の一戦は、一時間半という短期決戦の末にICUのシャットアウト勝ちで幕を閉じた。
ICUは3回、熊谷のタイムリースリーベースからの猛攻で一挙5得点。その後2点を追加し、コールド勝ちを収めた。
投打の立役者がそれぞれに試合を盛り立てた。
打っては3回、初出場のルーキー・宮沢の5球目。鋭く振り抜いて打球をワンバウンドでスタンドに突き刺した。
記念すべき初打席をエンタイトルツーベースで飾った。
ほぼ一年ぶりの試合で緊張していたという宮沢。しかし打席では積極的に振ろうと決めていた。
「(打席に入ったら)思った以上に相手投手の球筋が見えたので、リラックスできた。後はストライクを迷わず振りにいった。久々のヒットで嬉しかった」
好球必打のバッティングがICUの大量得点を呼び込んだ。
投げてはエースの吉田がまたも相手大学のまえに立ちはだかった。自慢の速球と落差の大きいカーブの前に海洋打線は為す術もなく沈黙した。
7回を一安打無失点に抑えながらも、しかしエースの表情はパッとしない。
「勝てたのは嬉しいが、今日は調子がでなかった。三振を狙いにいったがあまり取れなかった」と悔しがる吉田。次の試合にはちゃんと調整します、とコメントを残し球場を後にした。
これでICUは開幕から5連勝。昨シーズンまでの「負け癖」は微塵も感じられない。日々のエースの好投、そして新加入の宮沢の破壊力は必ずやICUを優勝へと導く原動力となるだろう。
悲願の優勝、そしてリーグ昇格というのは、もはや遠くの夢ではなくなった。願いの実現のため、今週末から始まる後半戦も気を引き締めて戦っていきたい。