2014年4月27日日曜日

ICU谷口、攻守で躍動!

4/27  ◇国際基督教大学グラウンド 対電気通信大学

I C U 010 300 0┃ 4
電 通  101 232 2┃11  (規定により7回コールド)


<試合総括>

逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームの行方は、要所での踏ん張りが勝敗を決する分岐点となった。4回ウラに失策絡みで2点を失ったICUは、続く5回にも二度の与死球に長短打を浴びるなどしてもう3点を失い、流れを完全に手放してしまった。ICUは今季3敗目を喫してしまった。


チームが失速する中で、一人気を吐く男がいた。2年の谷口である。

「バッティングスタンスを変えたのがしっくりきた。腕の力が抜けて身体全体で(バットを)振り抜けた」と語る谷口は、打っては2本の適時長短打を放って好調さをアピールした。

守備でも3回に電通の1番・渡辺のサード前方への難しい飛球を好捕するなどその存在感を見せつけた。
「(守備の)自主練習の成果が出た。チームのために活躍できて嬉しいし、練習に付き合ってくれたチームメイトに感謝している。」

この日、手痛いコールド負けでの3敗目を喫したICU。残り6試合、一つでも多く白星を積むためには、打って守れる谷口の活躍が不可欠であろう。




2014年4月21日月曜日

ICU今季初白星!

4/20  ◇国際基督教大学グラウンド 対帝京科学大学

帝 科  002 101┃4
I C U 223 400┃11 (連盟規定により7回コールド)

<試合総括>

ICU対帝科大の一戦は、圧倒的な打線の繋がりをみせたICUが7回コールドで今季初勝利を飾った。投げては藤原が6回3失点の好投を見せ、打っては3番の野上が連日のマルチ安打を記録した。


理想の戦い方が戻ってきた。走者を出し、犠打や右打ちで進塁させ、得点する。特にこの試合では下位打線の繋がりがチームの追い風となった。7番でスタメン出場となった石黒のこの日の出塁率は.500、8番の投手・藤原は1.000、そして2番から9番へと打順を下げた正木も0.666と高出塁率を記録した。

打順のどこからでも好機を作れるようになれば、勝機も自ずと見えてくる。次の対戦カードは今季優勝候補の一つである電気通信大学。接戦が予想される強敵だが、この日のような「勝ちパターン」を作ることができれば撃破できない相手ではない。

リーグ優勝・昇格を目指すICUに、もう敗戦は許されない。残り7試合、したたかに勝利を狙っていきたい。

2014年4月20日日曜日

キャプテン石黒、意地の「代打、俺」

4/19  ◇国際基督教大学グラウンド 対東京工科大学

I C U 210 000 001┃3
工 科  204 000 000┃6

<試合総括>

春季リーグ2戦目。ICUは初回に先制点をあげるものの、そのウラに同点に追いつかれ、更には3回に怒涛の四連打でもう4点を失い、主導権を工科大に渡してしまった。ICUは最終回に追い上げを見せるも、今シーズン二度目の黒星を喫してしまった。


4点を追う9回、先頭の伏屋が左中間を破る二塁打で出塁したところで、ベンチの選手兼任監督・石黒が動いた。

投じた策は、「代打、俺」。なんとしても得点しなければならない場面、自分のバットに試合を託した。

ボールカウント3-1から振り抜いた5球目はレフトへの適時打となった。「超気持ち良かった」と自分のバッティングを振り返りながらも、試合後の石黒の表情は明るくなかった。

「チームに負け癖がついている。何とかして明日は勝たなければ。」

今季すでに2敗を喫したICU。どちらとも得点差が少ないクロースゲームなだけに、この連敗が悔やまれる。この日に引き続き連戦となる日曜日。何としてでも連敗を止め、勝利への足掛かりを作りたい。

2014年4月12日土曜日

春季リーグ開幕! 若き主砲の覚醒

4/12  ◇国際基督教大学グラウンド 対文京学院大学

文 京  110 100 220┃7
I C U 100 110 100┃4

<試合総括>

 2014年度春季リーグ初戦は、ICUの追撃を振り切った文京学院大に軍配が上がった。
打ってはICUの三番・野上と四番・松村のクリーンナップコンビがそれぞれマルチ安打を放ち、好調をアピールした。

 
<コラム>

昨年末からの鍛錬が花開いた瞬間だった。

初回、三塁に走者を置いての打席で、今季から四番を任された松村が鍛錬の成果を発揮した。鋭く弾き返した2球目は右中間へ。同点のタイムリーヒットとなった。「苦手だった外角球を打ててよかった。(右打ちは)昨年からずっと取り組んできた課題でしたから」と誇らしげに語りつつも、松村はその表情にどこか不満さを滲ませていた。

「自分は四番を任されるにあたって、誰よりも勝負強くありたいと思っています。一打席目と二打席目はしっかりと結果を残せましたが、第三、第四打席は好機で凡退してしまった。自分があの場面で打てていたら(勝てていたのではないか)という気持ちは、正直、あります。」

得点圏打率五割を今シーズンの目標に掲げる松村。彼のバッティングが試合の、そしてICUの命運を握っていると言っても過言ではないだろう。ICUの若き主砲の活躍に、更なる期待がかかる。