2013年8月30日金曜日

ICU夏期合宿 1日目

幼い頃、夏休みの宿題を最後までとっておき、休み明けのテストで散々だった。そんな思い出は誰しも経験したことがあるだろう。残っている課題を克服できないまま夏を終えると、ちょっぴり寂しい秋の訪れが待っている。

ICU野球部も、春シーズンは多くの課題を残した。
3部再昇格を目指すチームは、手元に残った宿題を片付けるため、昨日から3日間の集中合宿に入った。

初日の守備練習を終えて、昨シーズン盗塁王のタイトルを獲得した柚原は、「高校1年以来の合宿。懐かしさもあるが、体力の衰えも感じた」と自身のコンディションを再確認した。「守備力の向上。ピッチングでの制球力を上げるために下半身を使ったフォーム固めに、バッティングのタイミングの取り方を修正すること。それがこの合宿の目標ですね」と、3日間の鍛錬に意欲を燃やす。この若武者は、しかし現状には満足していない。「春シーズンは自分の持ち味を存分に発揮できなかった」。来季は打って走って、スピード感のあるプレーをしたいと抱負を語ってくれた。

タイトルについて聞くと、「首位打者は取れたら嬉しいが、でも、自分は打率を気にするよりも誰よりも安打を打ちたいと思う」と、チャンスメーカー/ポイントゲッターとしての活躍に重点を置くのだと張り切っていた。


来シーズンに向け、着実に動き出しているICU。そして合宿は残り2日。夏までの課題を片付けて、気持ちの良い秋の始まりを迎えたい。

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