2013年11月7日木曜日

引退試合、殊勲の一打


11/4  ◇国際基督教大学グラウンド 対電気通信大学


電 通   200 030 011┃7
I C U 120 100 002┃6

<試合総括>

渾身の一撃は、左中間を真っ二つに切り裂いた。

9回裏。宿敵・電気通信大学に2点差をつけられ迎えた自身の大学野球最後の打席。

「それまでは正直、打てそうな球がなかった。インコースの真っ直ぐに外のスライダー。全部決められてた。だけど、あの一球だけ、あまく入ってきたんだよね」

迷いなく振り切った6球目は走者一掃の二点適時三塁打となった。

「自分でも驚いた。人生最後の公式戦で人生一番の当たりだった。」

そう振り返る鵜飼の目尻には、一粒の小さな雫が光っていた。

試合は電通大に後一歩及ばす、一点差の惜敗となった。

<コラム>

大学野球人生を締めくくるのに、こんなにも絶好の試合はなかっただろう。

奇しくもICUの文化祭当日に、雨天延期となっていた今シーズン最終試合、そして過去4年間に渡り国際基督教大学硬式野球部を支えてきた4人の選手の引退試合が行われた。


4部からの昇格、5シーズンの3部での熱戦。そして4部再降格。
紆余曲折に満ちた大学野球人生のピリオドを、ホームグラウンドで、観衆の声援を受けながら打つことができた。






1 件のコメント:

  1. 4年生の皆さん大変お疲れ様でした。

    一冬越えての2014年春季。ICU野球部の益々のご健勝を祈っております。
    北緯49度の街より。

    返信削除