2013年5月6日月曜日

勝って兜の緒を締めよ


5/4 ◇国際基督教大学グラウンド 対帝京科学大学


I C U  100 010 0 ┃2
帝 科    1000 113 0 ┃15 


<試合総括>
国際基督教大学 対 帝京科学大学二連戦の二日目は、帝京科学大学が一日目の雪辱を果たした形となった。ICUは散発三安打。

一日前の歓喜ムードはどこへやら、初回の守りからグラウンドに重たい空気がのしかかった。5つの四死球に4つの失策、そこに4安打を打ち込まれ、気づいてみれば10失点。点差が開くにつれて、内野陣は焦り、外野陣は慎重になりすぎた。

初回の4つの失策のうち3つは内野のエラー。早く一つでも多くのアウトを取りたいと逸る気持ちが、逆に点差を広げることに繋がった。
外野は、一つの落球から、守備位置より前方に落ちてくるフライに慎重になりすぎた。確かに、ミスが許されない場面。突っ込んで行って後逸してしまえばヒット1本で走者一掃、といったことも考えられた場面だ。しかし直接捕球しなければ走者は溜まるばかり。流れもどんどん悪くなる。それならばいっそ、ギャンブルに出る事も必要だったかも知れない。

ICUはこの日、1回の表の攻撃時に鵜飼の激走と正木の正確なバントで先制したが、主導権は、完全に帝科大が握る事となった。ICUはその後、1点を返すことが関の山だった。


<コラム>

屈辱的、という言葉は、この日の戦いを表すには安易すぎるだろうか。
前日にコールド勝ちした相手に、コールド負けを喫する。しかも、前日の自分たちは最少得点差で逃げ切ったのに対して、この日は13点もの得点差をつけられてしまった。しかも、その内10点は一つの回で奪われた。

個々の反省は、各々あると思う。だからここでは、一つだけ、チーム全体の事を反省したい。


「勝って兜の緒を締めよ」

しばらく負けが続いていた中で、連戦の初日を勝てて喜ぶのは、別に悪いことではない。相手に対して良いイメージを持って試合に臨むのも、大いに結構である。しかし、少しでも相手のことを侮ると、このような結果になってくる。

勝ったら、喜ぶ。でも、勝っても、気は抜かない。試合は何が起こるか分からない。

これでICUの負けは3。優勝への道はかなり険しいものとなった。もう負けられない。
だからこそ、1つ勝ったら、そこで気持ちをリセットしよう。

もう、毎試合気持ちを整えて勝利するしか、選択肢は残されていない。


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