2014年5月13日火曜日

100の言葉に「まさる」感謝の一打

5/11  ◇東京海洋大学グラウンド 対帝京科学大学

I C U 100 100 150┃8
帝 科  210 001 012┃7


<試合総括>

ICU対帝科大の二回戦は、二死満塁から最後の一点を守り抜いたICUが熱戦を制した。打ってはこの試合からリードオフマンを任された野上が猛打賞を、藤原、柚原、伏屋の三選手がマルチ安打を記録した。


「いつも応援してくれている母に、自分が活躍している姿を見せてあげたい」
母の日の試合ともあって、この日の野上はいつも以上に張り切っていた。大学生として臨む最後のシーズン。これまでずっと応援に来てくれていた母親への感謝の気持ちが、湿り気味だった野上のバットに火をつけた。

初回に三塁打、七回に二塁打、八回に単打。好球必打のバッティングが冴えていた。

「初回の三塁打を打った後に負傷して、その後の回は思うように体が動かなかった。でも、とにかく自分の仕事をやり切りたかった。自分を信頼してくれてるチームのために。そして何より、母のために」

満身創痍で試合を終えた野上は、しかし笑顔でこう語った。
「(この試合は)チームが信頼してくれていることや母の応援に対して、本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいだった。自分のプレーでそれが伝わっていたら嬉しいです」

多くの言葉を並べるよりも、自分のプレーで感謝を伝える。野上の心からのメッセージは、チームメイトに、そして、最愛の母に、しっかりと伝わったはずだ。

1 件のコメント:

  1. 母の日、しかも今旬のRoosevelt gameでの勝利とはお見事。
    リーグ戦でもトーナメントでもこういう白星はとても大きいと思います。

    残り3つも準備万端&最高のムードで臨まれます様、遠方より応援しております。

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